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文化庁平成27年度「文化プログラムシンポジウム@松本市」が開催されました

10月24日、まつもと市民芸術館にて、文化庁平成27年度文化プログラムシンポジウム「国際演劇祭による地域社会へのインパクト~シビウ国際演劇祭での実践から」が開催されました。

シンポジウムの前半は優れた演劇祭が地域にもたらす影響力や、松本におけるその可能性について、当館芸術監督の串田和美が基調講演を行いました。後半は串田和美に加え、コンスタンティン・キリアック氏(シビウ国際演劇祭 総監督)、シルヴィウ・プルカレーテ氏(オイディプス 演出)、穴澤万里子氏(日本大学芸術学部演劇学科 准教授)、青山織人氏 (まつもと大歌舞伎 市民活動委員長)、富田大志氏(文化庁長官官房政策課 文化プログラム推進企画官)がパネルディスカッションに登壇。「シビウ国際演劇祭の事例紹介を踏まえ、演劇を通じた地方創生等」をテーマに様々な意見が交わされました。

その中でキリアック氏はシビウ国際演劇祭が隆盛を築くまでの経緯に触れつつ、「質が高く、心に訴えるような作品を提供し続ければ、市民の(演劇に対する)意識も変えることができる」と提言。同じくパネリストの青山織人氏も、過去の「信州・まつもと大歌舞伎」での実例をあげ、市民の強い当事者意識によって織り成される独自性こそが「松本らしさ」であると語り、演劇祭の成功に欠かせない「市民の力」の重要性が改めて提示されたことには大きな意味があります。

本シンポジウムは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を“文化芸術を通じて世界に大きく貢献するまたとない機会”と捉え、全国各地で開催するシンポジウムを通じて文化・芸術振興のヒントを探るものです。 その初回開催地として松本市が選ばれたのは、「セイジ・オザワ松本フェスティバル」や「信州・まつもと大歌舞伎」などの豊かな文化芸術イベントが根付く環境づくりへの評価も理由のひとつでしょう。

松本市は故鈴木鎮一氏によってスズキ・メソード創設の地となり、その後もサイトウ・キネン・フェスティバル松本(現 セイジ・オザワ松本フェスティバル)の小澤征爾氏、信州・まつもと大歌舞伎の故十八代目中村勘三郎氏といった名立たる舞台芸術の巨星との出会いを通じ、市民の「誇り」が醸成されてきました。また、その「誇り」こそが現在のような市民活動の根源となり、文化的な土壌を耕す原動力になってきたはずです。

歌舞伎を軸とする国際演劇祭についての夢と将来像が描かれると同時に、地域との結びつきをさらに強め、感動を広げていくためには何が必要なのか…今回のシンポジウムは、その重要な課題に向かっての新たな出発点となったのではないでしょうか。

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