芸術館日記

1101-1.jpg芸術館はジャパン・アヴァンギャルド一色、ポスター達のおかげでとても賑やかです。
大階段をのぼりきって正面、横尾忠則氏の作品がメインのコーナーでセンターを務めるのが、この象のポスター。黄色い地球(切り口はレモンだ!)をもったセーラー服の少女、なびくスカートは七三頭の髪の毛に通じる。とってもユニークです。

60年代、状況劇場などのポスターを多く手がけた横尾氏は寺山修司さんの劇団、天井棧敷の創立メンバーでもあり、このポスターは創立後初めて制作したポスターだそうです。『天井棧敷定期会員募集』。旗揚げメンバーはこのポスターをどんな思いで見つめたでしょう。案外ケロっとしていたのか、熱くこぶしを握り締めたのか。思いを馳せるだけで楽しくなります。

さて、実は私もこのポスター達に関してはかなりの素人。会場にて放映中のビデオ解説を聞きながら当時のことを想像するのが楽しみです。ポスターを所蔵する笹目氏の解説は、ポスターへの愛情と、氏の少年みたいな人柄が良く出ていて面白いのでおすすめです。少しモゴモゴした部分もよーく聞いてくださいね。
さまざまなお客様が夫々の思いでポスターを見つめることと思います。
懐かしくて涙する人もいるかしら。初めて対面する人は、何を感じるのかしら。そんなことを考えつつ。皆様いろいろに楽しんでいただければ幸いです。

最後に、ポスター展に関連して11月6日(日)17時より、「アングラ演劇とポスター」と題してトークショーを催す予定です。上記ポスター・ハリスカンパニーの笹目浩之氏、当館館長の串田和美に加え、スペシャルゲストを迎えてのトーク。お客様を巻き込んでの、いえ、お客様に巻き込まれるようなショーになればいいな。
皆様のご来場、心よりお待ちしております。

(江川)