芸術館日記

kousyuu01.jpg新年度を迎え、クラブ結成間もない中信地区の高校11校の演劇部が集まり、春季演劇講習会が開催されました。これは冬に行われた中信地区高等学校演劇連盟とまつもと市民芸術館が連携をしての講習会、第2弾として開催されました(第1弾は「芸術館日記【1月22日[日]】」をご参照ください)。

今回は、日本大学芸術学部専任講師の穴澤万里子先生をお迎えしての「演技講習会」と、芸術館の舞台スタッフが講師となっての「舞台講習会」を同時進行2本立てで行いました。
kousyuu02.jpg「舞台講習会」では午前は田川高校、午後は松本松南高校にご協力いただき、搬入→大道具の組み立て→照明、音響のチェック→モデル上演という流れを実際に体験するというものでした。
作業に合わせ芸術館の馬場技術監督による解説が入りました。大道具の組み立ての時にはモデル校以外の生徒さんも舞台に上がり、作業の様子を前から、後ろから、横から見学しました。音響、照明のチェックの時には操作機材を囲んで芸術館のスタッフから直接作業方法などを学びました。
食い入るように作業の様子を見る人、熱心にメモをとる人、大変真剣な様子が伝わってきました。

「演技講習会」。午前中は鴻上尚史作『恋愛戯曲』の一部を使い、5W(When Where Who What Why)を台本の中から忠実に拾い上げるところから始まりました。まずは「思い込み」を排除し、正確に台本を読み場面を把握する。このことは演劇に限らず、毎日の生活の中でもとても大切なことなのに忘れがちなことだと思いドキッとしてしまいした。
午後は午前中に勉強したことをふまえ、ニール・サイモン作の『名医先生』を使い、公園で出会った男女の微妙なやりとりをそれぞれの解釈をもとに実演しました。短い台本から様々なことを読み取り、工夫を凝らした発表が行われました。

どちらの講習も真剣な、そして楽しい充実したものになったと思います。
継続は力なり。こうして学んだことを本当に定着させ実にするためにも、今後もこのような講習は続けていきたいと考えております。

(大島)