芸術館日記

 1月13日、渋谷のシアターコクーン稽古場での、あの、あの、あの『上海バンスキング』の製作発表が行われました。『上海バンスキング』は、まつもと市民芸術館芸術監督・串田和美がかつて率いたオンシアター自由劇場という劇団で六本木の小さな地下劇場で1979年に初演し、大反響を呼んで以降、繰り返し繰り返し上演されてきた大名作です。

 製作発表のオープニング、名バイプレーヤーとして数々の映画や舞台で活躍している笹野高史さんがトランペットでリードします。その音を合図に、稽古場のあちこちからさまざまな楽器をもった、おそろいのタキシードに身を包んだなつかしい顔が次々と現れ、演奏の輪のなかに加わっていきます。わが芸術監督はクラリネットを吹いています。

 まつもと市民芸術館でもおなじみ、真那胡敬二さん、内田紳一郎さん、稲葉良子さん、三松明人さんもいます。そして、最後に吉田日出子さんが加わって、楽しそうに歌い始めたのです。そう「ウェルカム上海」。スタッフも、マスコミも、何度もこの作品を見た人も伝説でしか知らない人も、その場にいる誰もが、16年前ぶん上演を待ちわびた喜びで、にこにこ笑顔。かくいうボクもにこにこです。

 松本でも、あの作品を見て演劇が大好きになったという話をよく聞きます。ポスターにかかわった和田誠さんやら、自由劇場と同じビルの3階に事務所を構えていたという宇崎竜童さんなど、さまざまな方々もとにかく楽しくあいさつしていました。


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 公演は2月23日(火)~3月14日(日)、完売寸前の大人気です。

 おやおや? 集合写真の右隅には、レジデントカンパニーの男優陣もおりますぞ!(いまい)