たい焼きの気持ち

こんにちは。「たい焼きふるさと」の、髭のおっちゃんこと、山本真也です。よろしくお願いします。皆さんはたい焼きに、天然物と養殖物の違いがあるというのをご存知でしたか?
つまり「ふるさと」のたい焼きのように、昔ながらの製法で、ひとつずつ個別の焼き鏝(ごて)で焼くのが天然物。・・・で、ふだんよく見かける、型を列ねて一度に何匹も焼くものを養殖物と呼ぶそうです。
この天然物のたい焼きを焼く店は、今では全国でも二十数店舗しか残っていないそうです。「ふるさと」もその貴重な一店舗として、ちょっと鼻が高いですよね。
実は「たい焼きふるさと」の店は、私たち夫婦が二代目になります。先代は八十歳になるおばあちゃんで、戦後満州から引き揚げてきて、五十年間女手ひとつでたい焼きを焼き続けて来たのだそうです。そろそろ歳も歳だし、引退を考えていたとこへ、のこのこと松本へやって来た私たちと、運良く巡り合ったというわけです。縁もゆかりも何にもない間柄なんですから、なんだか不思議な縁ですよね。
それからかれこれ十一年目になります。ようやく焼き鏝の上で焼かれるたい焼きの気持ちが、少し分かるようになった気がします。
時々、
「美味しいたい焼きを焼く秘訣は?」
と訊ねられることがあります。
その秘訣は、いつも、美味しくなーれ。美味しくなーれって、一匹ずつのたい焼きに話しかけてあげることですね。
えっ?・・・気持ち悪いって。だってホントなんだもん!
それからかれこれ十一年目になります。ようやく焼き鏝の上で焼かれるたい焼きの気持ちが、少し分かるようになった気がします。
時々、
「美味しいたい焼きを焼く秘訣は?」
と訊ねられることがあります。
その秘訣は、いつも、美味しくなーれ。美味しくなーれって、一匹ずつのたい焼きに話しかけてあげることですね。
えっ?・・・気持ち悪いって。だってホントなんだもん!


