更新日 2007/09/05

社会人0(ゼロ)年目

余韻と日常

8月も終わり、松本も少しずつ涼しくなってきて、もう夏が終わっていくのかぁと思っています。

始まりがあれば終わりが来る。そんな訳で2週間にわたる私のインターンシップも先日終わりを迎えました。何かが終わって行くときは無条件で寂しくなってしまいますね。

2週間は本当にあっという間で、毎朝芸術館に通うことが当たり前の日常になっていました。あっという間の2週間でしたが今振り返ってみると非常に色々な経験をさせてもらったなぁと思います。

インターンシップも終わりの頃、支配人に「2週間やってみて、どんな時が楽しかったりほっとしたりした?」と聞かれました。普段は見られない芝居の稽古を見られたり、舞台装置の準備の様子を知ることが出来たり、様々な出会いがあったり、何だか毎日が新鮮で、その時その時をこなしていたので、いざ聞かれると、すぐには答えられませんでした。

そして、出てきた言葉は「公演のポスターやチラシを配っている時に、相手の人が公演に興味を示してくれた時ですかね。」でした。

2週間毎日、今日はこれが出来た、今日はこれがよかったと感じる余裕は無かったんだと思います。でも2週間を振り返ると決してマイナスではない日々がそこにあったということは断言できます。

仕事は基本的に楽しいものではない。むしろ辛いことの方が多いかもしれない。だから毎日どこかにやりがいを見つけてやれたらいいのかもしれない。

でも毎日今日はこれがよかったと言って自分の仕事を見つめられる人は少ないと思います。そんなに余裕を持って仕事が出来る人はほとんど居ないのではないでしょうか。でもある時振り返ってみると、仕事を通して色んな出会いがあったり、少しは成長した自分に気づいたり、決してマイナスではない日常がそこにあるんじゃないかなぁと、そんな気がしました。

だから何も考えずに仕事をこなしていくよりは、少しでも目標を持って仕事をしたほうが楽しいかもしれないし、人それぞれどこかにやりがいを感じているのだろうと思いました(それが無意識でも)。

なんだか「仕事」とか「働く」ということについてすごく考えました。また大学生という日常に戻ってしまいましたが、自分の日常を改めて見つめてみるのもいいかなぁと思っています。

「あぁ、ポスター?貼るよ!」とか「暑いのにご苦労さんだねぇ」と言ってくれた松本の人の素敵な顔はきっと忘れません。松本、いい街ですね。

プロフィール
桑田裕子(くわた・ゆうこ)
1986年生まれ。岐阜県出身。信州大学人文学部人間情報学科3年。現在信州大学テレビの製作にも関わっている。ゼミの授業で支配人の講演を聞き、松本と文化と劇場経営への興味が増し、この夏の2週間まつもと市民芸術館でインターンシップを体験。

バックナンバー
  1. 期待と不安と不安と期待2007/08/20
  2. そうぞう2007/08/27
  3. 余韻と日常2007/09/05
  4. 広い世界へ2007/09/10

連載記事一覧

最終更新日 2007/11/10
最終更新日 2007/11/14
最終更新日 2007/11/15
最終更新日 2007/11/12

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