STORY2
【オペラ版】アンナは、迷っていた。エビネンスキーの支援を受け続けるべきかである。女友達のイーダは、女優志望の妹のアデーレのために「こうもり」ことファルケの計画に便乗してパトロン探しをしようというのだ。
「この際、私も乗り換えようかしら。」
オペラハウスで「スペードの女王」をみにきたKHオルロフスキー殿下と会って以来、迷っているのである。エビネンスキーと秤にかければ、結果は分かりきっている。
「オルロフスキー殿下…。」
エビネンスキーは、悩んでいた。自分のダンスのせいでアンナを怒らせているのではないかと考えていたのである。彼から相談を受けたシュタインバッハは、あっさりとこう答えた。
「ダンス・パーティーを開きましょう。何事も経験ですから。」
お客の集まりは上々、パーティーは大盛況となった。エビネンスキーが主賓であるからダンスの腕前を気にすることはない。みんな存分に楽しんでいる。パーティーが盛り上がるにつれ、エビネンスキーのダンスも様になってきた。アンナの機嫌も最近になく良いようだ。
「アンナ、もう一曲踊ろうかね。」
「エビネンスキー様、ステップが、か・ろ・や・か、ですのね。」
【対訳版】
9月某日。今日の自主練習は芸術館のスタジオ2である。SKFのオペラ「スペードの女王」も終わって、ひさしぶりにホームに戻ることができた。遠距離パートナーの私たちのためには貴重な機会だ。ダンスは、やっぱり正式なパートナーと練習しなければ息が合っていかない。ひととおり復習の後、他の人たちとは離れて、少人数で特別レッスン。上手な仲間がコーチである。
「んー。ステップが、なんかしっくりこなくて…。」
「前に出るときは、パートナーを通すように大きく。後ろに下がるときは、小さくだよ。」
「へぇー、目からウロコ。」
闇雲に踏んでいたステップもそう言われると、すっきりしてくる。今日の収穫は大きいぞ。
「オルロフスキー殿下…。」
エビネンスキーは、悩んでいた。自分のダンスのせいでアンナを怒らせているのではないかと考えていたのである。彼から相談を受けたシュタインバッハは、あっさりとこう答えた。
「ダンス・パーティーを開きましょう。何事も経験ですから。」
お客の集まりは上々、パーティーは大盛況となった。エビネンスキーが主賓であるからダンスの腕前を気にすることはない。みんな存分に楽しんでいる。パーティーが盛り上がるにつれ、エビネンスキーのダンスも様になってきた。アンナの機嫌も最近になく良いようだ。
「アンナ、もう一曲踊ろうかね。」
「エビネンスキー様、ステップが、か・ろ・や・か、ですのね。」
【対訳版】
9月某日。今日の自主練習は芸術館のスタジオ2である。SKFのオペラ「スペードの女王」も終わって、ひさしぶりにホームに戻ることができた。遠距離パートナーの私たちのためには貴重な機会だ。ダンスは、やっぱり正式なパートナーと練習しなければ息が合っていかない。ひととおり復習の後、他の人たちとは離れて、少人数で特別レッスン。上手な仲間がコーチである。
「んー。ステップが、なんかしっくりこなくて…。」
「前に出るときは、パートナーを通すように大きく。後ろに下がるときは、小さくだよ。」
「へぇー、目からウロコ。」
闇雲に踏んでいたステップもそう言われると、すっきりしてくる。今日の収穫は大きいぞ。


