STORY4
【オペラ版】アンナとエビネンスキーは、チョコレートケーキとコーヒーでおやつの時間を楽しんでいた。彼は、ついさっき届いたパーティーの招待状を開いている。
「オペラハウスでオルロフスキー公爵主催のパーティーだ。今度は、ファルケ氏の企画だそうだ。」
「オーホホホ、たしか、あだ名がこうもりでしたわね。」
「奴がこうもりの格好をして、道端で高鼾を掻いていたから街中の物笑いさ。」
「まあ、面白い方ですこと。どんなパーティーかしら楽しみですわね。」
本当のところ、アンナはKHオルロフスキー公爵に再会できるのが楽しみであった。
イーダの妹のアデーレだってパトロン探しに来るのだ。デビューのチャンスは、当然、小金持ちより大金持ちのほうが期待できる。
「オルロフスキー殿下だったら、オペラ座デビューも夢じゃなくってよ。」
アンナは、心の中でそう言った。
さて、この後の展開は、皆さんのご自分の目で確かめることをお勧めいたします。
パーティーは、11月11日(日)午後2時からまつもと市民芸術館で開催されます。チケットは好評発売中です。
まつもと市民オペラ第1回公演「こうもり」にぜひおいでください。
【対訳版】
9月某日。練習もいよいよ厳しさが増している。主ホールでの練習が始まったのだが、私たちの意識はオープンスタジオに留まったまま。演技も声も小さいのだ。演出助手の小須田先生からは、きつい指摘が飛ぶ。後ろの席からでもはっきり分かるように、今までの練習の演技は何ってくらい、大きくするのだ。
そして、練習の始まりは意識の切り替えが出来なくて素のままになりがちなのだが、すぐにストップされてやり直しだ。「歌・踊り・演技」すべてそろわなかったら、お客様には満足していただけない。みんなずいぶんと上達しているのだが、登場人物そのままとして歌い、踊り、動かなければならない。常に紳士・淑女でなくてはならないのである。
私はいつもの自分に戻ってしまうのを「私はアンナ」と言い聞かせ、きらびやかなシャンデリアや装飾を思い浮かべつつ、エビネンスキーのぎこちないエスコートを待つ…
「むむ、エビネンスキー様。もう、先にいっちゃってない?」
マイ・フェア・レディじゃないが、レディとして扱われるからレディであるわけで。いや、レディじゃないからレディとして扱われないのか…。
10月には、ダイエット至上命令がでていた衣装合わせ、指揮の北原先生が来て松本室内合奏団との待望のオケ合わせもある。残すところ、ひと月と少々。着々とスケジュールが進んでいく。幸いにチケットの売れ行きも好調のようだ。お客さんに存分に楽しんでいただき、自分たちも存分に楽しみながら上演できたら最高だ。
イーダの妹のアデーレだってパトロン探しに来るのだ。デビューのチャンスは、当然、小金持ちより大金持ちのほうが期待できる。
「オルロフスキー殿下だったら、オペラ座デビューも夢じゃなくってよ。」
アンナは、心の中でそう言った。
さて、この後の展開は、皆さんのご自分の目で確かめることをお勧めいたします。
パーティーは、11月11日(日)午後2時からまつもと市民芸術館で開催されます。チケットは好評発売中です。
まつもと市民オペラ第1回公演「こうもり」にぜひおいでください。
【対訳版】
9月某日。練習もいよいよ厳しさが増している。主ホールでの練習が始まったのだが、私たちの意識はオープンスタジオに留まったまま。演技も声も小さいのだ。演出助手の小須田先生からは、きつい指摘が飛ぶ。後ろの席からでもはっきり分かるように、今までの練習の演技は何ってくらい、大きくするのだ。
そして、練習の始まりは意識の切り替えが出来なくて素のままになりがちなのだが、すぐにストップされてやり直しだ。「歌・踊り・演技」すべてそろわなかったら、お客様には満足していただけない。みんなずいぶんと上達しているのだが、登場人物そのままとして歌い、踊り、動かなければならない。常に紳士・淑女でなくてはならないのである。
私はいつもの自分に戻ってしまうのを「私はアンナ」と言い聞かせ、きらびやかなシャンデリアや装飾を思い浮かべつつ、エビネンスキーのぎこちないエスコートを待つ…
「むむ、エビネンスキー様。もう、先にいっちゃってない?」
マイ・フェア・レディじゃないが、レディとして扱われるからレディであるわけで。いや、レディじゃないからレディとして扱われないのか…。
10月には、ダイエット至上命令がでていた衣装合わせ、指揮の北原先生が来て松本室内合奏団との待望のオケ合わせもある。残すところ、ひと月と少々。着々とスケジュールが進んでいく。幸いにチケットの売れ行きも好調のようだ。お客さんに存分に楽しんでいただき、自分たちも存分に楽しみながら上演できたら最高だ。


