更新日 2007/10/04

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PC

PC.jpg2007年9月末日。
僕は友人に、「次は、どんな新しい事が起こるの?」と聞かれて、答えに困ってしまった。

次は何?と聞く彼女に悪気があるわけではなく、質問自体も複雑なものじゃない。でも、それは一言で答えがいえるようなものではなく、それなりの解説みたいなものが必要で、僕にはその時そんなことを話す根気がなかったんです。

でもそれが少し気掛かりで、その後その説明の「し難さ」みたいなものについて、すこし考えてみたので、その事をここに書いてみようと思います。

僕は主に舞台照明を中心に、アート・パフォーマンスとか、ただの「パフォーマンス」とか、この頃はあまり聞かないけれど、マルチメディア・パフォーマンスとか呼ばれるタイプの、舞台作品制作に関わっています。

そういうのがそんなふうに呼ばれ出した1980年代半ばの日本では、演劇でもダンスでもコンサートでもなく伝統芸能でもないから「パフォーマンス」で、舞台の要素として、スライドとかフィルムとかビデオプロジェクターなどで、映像を他の要素に加えて使っているから、「マルチメディア・パフォーマンス」でした。

つまりこの頃、そういう既成のカテゴリーをはみ出したり横断したりする作品がまた新たに生み出され、その多くが「映像」を、人や音なんかと一緒に舞台上で使い出していたのでした。

そこには、あるモノが大きく関わっています。
そう、80年代後半から今に至るまで、ヒトの暮らしに大変革を起こしているあるモノが生まれ、そしていまだに発達を続けているのです。

それは、パーソナル・コンピューターです。

今では、パソコンとかPCとか呼ばれてます。「パソ」ってパーソナルだったんだ、何て言う人のほうが、もう多いのかもしれませんが、この「パーソナル」が、大事だったんですね。

これが付かない「コンピューター」は、もっと前から、正確には第2次世界大戦中に、戦争のために現実化され開発が続けられ、それから着実な進歩を遂げていました。でもそれは、いうなれば工場の中の複雑な仕事をこなす、専門の機械みたいなものだったんです。

プロフィール
藤本隆行(ふじもと・たかゆき)
1987年、ダムタイプに参加。照明並びにテクニカル・マネージメントを担当。また近年は、ギターリスト内橋和久+UAとのインスタレーション/コンサート「path」や、11月に松本市でも公演する「Refined Colors」、白井剛(発条ト)や川口隆夫(ダムタイプ)等と共に作った最新作「true」で、多様なアーティストで編成されたテクニカルチームを率いて、LED照明デザインを特徴とする作品制作を試みている。

・dumb type: http://dumbtype.com
・path: http://path.ycam.jp
・Refined Colors: http://www.refinedcolors.com
・true: http://www.true.gr.jp

バックナンバー
  1. PC2007/10/04
  2. digital2007/10/11
  3. communication2007/10/18
  4. unit2007/10/25
  5. development2007/11/01
  6. pure2007/11/08

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最終更新日 2007/11/10
最終更新日 2007/11/14
最終更新日 2007/11/15
最終更新日 2007/11/12

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