『失踪者』、初荒通し!
初めまして!もしくはお久し振りです!太田緑ロランスと申します。出演の舞台『失踪者』が、12月13日にまつもと市民芸術館にお邪魔するということで、稽古場のあれこれやカフカさんについてお話させて頂くことになりました。
昨年5月に、まつもと市民芸術館主催公演『水の話』(中嶋しゅう演出)に参加させて頂いたご縁で、今日から全4回の掲載予定です。どうぞよろしくお付き合い下さいませ。
さてさて、早速なのですが、昨日は『失踪者』の初の荒通しでした。最初から最後まで、芝居を止めないでやってみよう!という稽古です。初日(東京公演初日は11月15日)の1ヶ月以上も前に通しだなんて!前代未聞とまでは言い過ぎですが、かなり画期的です。というか、かなり無理矢理です。
ですが、無理矢理にでも通してみると、色んなことが実感できます。このシーンの間に着替えてメイクを直すんだなとか、芝居全体の流れの中でのそれぞれのシーンの役割とか。やはりイメージトレーニングには限界がありますね。無理矢理通し、万歳!
『失踪者』は簡単に言ってしまうと、カール・ロスマンというドイツ人の少年が両親の手でアメリカに追いやられ、出会う人出会う人に翻弄され放浪してしまう、というお話です。個性豊かというか、アクの強い登場人物達が次々に現れてはカール君に絡む訳です。出演者20人。登場人物は群衆シーンのアンサンブルも含めると165人。
ということは、ということは…一人平均8人の登場人物を演じる訳です。改めて数えてみると(10分かかりました!)、その数字に圧倒されてしまいます。当然、衣裳もその数だけ必要な訳です。そして、早替えに次ぐ早替え!(尋常じゃない速度で衣裳を着替えることです)舞台上では、転換に次ぐ転換!165人とまではいかないにせよ、「出演者すごい人数だったねー」と思ってもらえる様に、演じ分けなくては。課題山積みです。
『失踪者』は、『アメリカ』というタイトルで、これまでに二度上演されており、新しく池内紀さんの訳書をもとに作り直す作業をしています。概ね流れは変らないので、再々演ということになります。
出演者の半分の方は前回の公演に参加しているので、初参加組の私は前回までの決まり事をどれくらい尊重したらいいのかと迷ってしまうことはありますが、再演する作品に参加するのは初めてなので、なかなか勉強になります。演劇経験豊かなおじさま達が『アメリカ』のことを「あれほど忙しい芝居はない」、と仰っていたのですが、そのバタバタ具合は今日の通しで想像がついた…気がします。
そういえば『水の話』でも、常に走り回っていたような記憶があります。もしかしたら観て下さった方がいらっしゃるかもしれませんが、冒頭で雨にうたれるシーンがあって、本当の水を降らせてくれていたので(火でも砂でも土でも水でも、本物を使う時ってテンションがものすごく上がりますね。素敵な経験でした。)、次のシーンまでに着替えて髪を乾かして、今度はロビーを走って客席から登場、なんていう移動や着替えの連続でした。花嫁のような白いドレスで猛ダッシュしているところを遅れていらしたお客様に見られた時は、ちょっと凹みましたね。今回また、芸術館を走り回ると思うと楽しみです(笑)
『失踪者』と『水の話』には、もう一つ共通点があるのですが、それはまた次回に!という訳で今日はこの辺で。とりとめのない文章、ここまで読んで頂きましてありがとうございました!色々思い出していたら、芸術館近くのパン屋「ポンヌフ」さんの天然酵母パンが食べたくなってきた。。。
写真:稽古風景
ですが、無理矢理にでも通してみると、色んなことが実感できます。このシーンの間に着替えてメイクを直すんだなとか、芝居全体の流れの中でのそれぞれのシーンの役割とか。やはりイメージトレーニングには限界がありますね。無理矢理通し、万歳!
『失踪者』は簡単に言ってしまうと、カール・ロスマンというドイツ人の少年が両親の手でアメリカに追いやられ、出会う人出会う人に翻弄され放浪してしまう、というお話です。個性豊かというか、アクの強い登場人物達が次々に現れてはカール君に絡む訳です。出演者20人。登場人物は群衆シーンのアンサンブルも含めると165人。
ということは、ということは…一人平均8人の登場人物を演じる訳です。改めて数えてみると(10分かかりました!)、その数字に圧倒されてしまいます。当然、衣裳もその数だけ必要な訳です。そして、早替えに次ぐ早替え!(尋常じゃない速度で衣裳を着替えることです)舞台上では、転換に次ぐ転換!165人とまではいかないにせよ、「出演者すごい人数だったねー」と思ってもらえる様に、演じ分けなくては。課題山積みです。
『失踪者』は、『アメリカ』というタイトルで、これまでに二度上演されており、新しく池内紀さんの訳書をもとに作り直す作業をしています。概ね流れは変らないので、再々演ということになります。
出演者の半分の方は前回の公演に参加しているので、初参加組の私は前回までの決まり事をどれくらい尊重したらいいのかと迷ってしまうことはありますが、再演する作品に参加するのは初めてなので、なかなか勉強になります。演劇経験豊かなおじさま達が『アメリカ』のことを「あれほど忙しい芝居はない」、と仰っていたのですが、そのバタバタ具合は今日の通しで想像がついた…気がします。
そういえば『水の話』でも、常に走り回っていたような記憶があります。もしかしたら観て下さった方がいらっしゃるかもしれませんが、冒頭で雨にうたれるシーンがあって、本当の水を降らせてくれていたので(火でも砂でも土でも水でも、本物を使う時ってテンションがものすごく上がりますね。素敵な経験でした。)、次のシーンまでに着替えて髪を乾かして、今度はロビーを走って客席から登場、なんていう移動や着替えの連続でした。花嫁のような白いドレスで猛ダッシュしているところを遅れていらしたお客様に見られた時は、ちょっと凹みましたね。今回また、芸術館を走り回ると思うと楽しみです(笑)
『失踪者』と『水の話』には、もう一つ共通点があるのですが、それはまた次回に!という訳で今日はこの辺で。とりとめのない文章、ここまで読んで頂きましてありがとうございました!色々思い出していたら、芸術館近くのパン屋「ポンヌフ」さんの天然酵母パンが食べたくなってきた。。。
写真:稽古風景


