更新日 2007/11/05

薄墨色の時間

しあわせのイメージ

皆様、はじめまして。この度このコーナーに寄稿させて頂く事になりました、灰月の滝澤と申します。11月の4回、どうぞよろしくお付き合い下さいませ。

さて私の店の名前ですが、「灰月」と書いて「かいげつ」と読みます。よく皆様には「はいげつ」と間違って読まれてしまいますが、「石灰」の読み方を思い出してもらえると納得して頂けると思います。

いつもこのような説明をしてから店名の由来を尋ねられるのですが、これは私の造語で、まだ二人の子供たちが小さかった頃の思い出や、大好きな「限りなく白に近いグレー色」をイメージして作った言葉です。

仕事が終わって保育園に子供たちを迎えに行き、ゆっくりと暮れてゆく夏の夕空を見ながら歩いて帰る僅かな時間。一日をせわしなく過ごした私の気持ちをほっとさせてくれる大切なひとときでした。この夏の夕暮れ時の思い出は、子供たちが卒園して歩く事の無くなった後も、私の中で「しあわせのイメージ」として、いつまでも心に残りました。

そうして、自分の店を持つという時に、なぜかこのイメージが浮かんだのです。忙しい日々の中で、自分らしくあり続けるための手助けとして、このイメージを店名にしようと思い、この名前が生まれたという次第です。
 
ささやかな自分だけの「しあわせのイメージ」、皆さんもお持ちではないでしょうか?

子供の頃はそういう宝物をたくさん持っていたはず。今、いくつ持っているのか、一度数えてみるのも楽しいかもしれません。

プロフィール
滝澤充恵(たきざわ・みつえ)
東京出身。武蔵野美術大学卒業。縁あって長野県人となり、ギャラリー経営に参加する。2000年独立し、クラフトギャラリー「ギャルリ灰月」を立ち上げ2001年松本に開業する。「暮らしの道具」をテーマに、陶・木・ガラス・染織・金属など、さまざまな素材の作家作品を販売している。月に2回のペースで企画展も開催している。

・ギャルリ灰月: http://www.galerie-kaigetsu.com

バックナンバー
  1. しあわせのイメージ2007/11/05
  2. 音のない風景2007/11/12

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最終更新日 2007/11/10
最終更新日 2007/11/14
最終更新日 2007/11/15
最終更新日 2007/11/12

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