2023年3月25日(土)/オープンスタジオ

連続シンポジウム 地域における公共劇場の存在と役割 ~芸術監督のあり方とは~ Vol.4 公共劇場における芸術監督の必要性 【募集終了】

1990年代から全国の自治体に創られた創造型劇場。そのなかにおいて芸術監督を配置し、作品創造を行ってきた芸術劇場の代表的なひとつであるまつもと市民芸術館。開館から20年にわたり芸術監督/総監督として活動してきた串田和美がホスト役を務め、各地域の公共劇場の芸術監督やプロデューサー、また芸術文化を支える方々等を迎え、地域における舞台芸術また公共劇場の在り方や、芸術文化が地域に何を提供し、何を残していく事が出来るのかを4回にわたり、考えを提示するとともに語りあう企画です。
今年度がまつもと市民芸術館の芸術監督/総監督として最終年を迎える串田芸術総監督が次代への継承として、また地域におけるこれからの舞台芸術、また芸術劇場の方向性を示唆する取り組みになります。今回のVol.4が最終回となります。


Vol.4 公共劇場における芸術監督の必要性
公共劇場また舞台芸術を導いていくのに芸術監督は必要であるか。またアーティスト以外に於いてもあり得るのか。劇場のミッションと目的によってそれは決定されることでありますが、全国における現在の芸術監督制度を改めて見直すと共に、芸術監督制度に必要な制度設計と必要な人材について、地域の芸術文化の拠点としての劇場運営から考えます。

【登壇者/プロフィール】
佐藤 信(座・高円寺 芸術監督)
劇作家、演出家。1960年代からの小劇場運動の担い手のひとりとして、1970年から90年までの二十年間、黒色テントによる全国120都市におよぶ移動公演をおこなう。オペラ、コンテンポラリーダンス、ショウ、糸操り人形芝居、日本舞踊、能など、幅広い分野の舞台演出の他、「アジア演劇」「演劇の公共性」「演劇と教育」「コミュニティシアター」など、演劇と社会の境界をめぐる発言と実践を続け、近年は近隣アジア都市との舞台芸術のオルタナティヴネットワーク形成に力をそそいでいる。座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)芸術監督。2017年、横浜の下町に、小劇場、スタジオ、宿(ドミトリー)を併設した民間アートセンター「若葉町ウォーフ」を開設。

吉本光宏(ニッセイ基礎研究所 研究理事)
1958年徳島県生。文化政策や文化施設の運営・評価、創造都市、五輪文化プログラムなどの調査研究に取り組むとともに、世田谷パブリックシアターや東京オペラシティ、いわきアリオス等の文化施設開発のコンサルタントとして活躍。文化審議会委員、東京芸術文化評議会評議員、東京2020組織委員会文化・教育委員、企業メセナ協議会理事、日本文化政策学会理事、東京藝術大学非常勤講師などを歴任。主な著作に「文化からの復興―市民と震災といわきアリオスと(水曜社)」「アート戦略都市(鹿島出版会)」など。

渡辺 弘(彩の国さいたま芸術劇場 ゼネラルアドバイザー/岡山芸術創造劇場ハレノワ プロデューサー)
1953年、栃木県生まれ。80年より情報誌『シティロード』の編集などを経て、演劇ジャーナリストとして活動。84年、西武百貨店に入社し「銀座セゾン劇場」の開業準備、87年開場より制作業務を行う。89年、東急文化村に入社し、Bunkamura開業準備に携わり、開場後は「シアターコクーン」の運営、演劇制作を行う。03年より長野県松本市の「まつもと市民芸術館」の開業準備に携わり、開場後はプロデューサー兼支配人として運営、制作業務を行う。06年10月より(公財)埼玉県芸術文化振興財団(「彩の国さいたま芸術劇場」)に移り、業務執行理事兼事業部長に就任。現在はゼネラルアドバイザー。22年10月、今年開館の岡山芸術創造劇場プロデューサーに就任。

串田和美(まつもと市民芸術館 総監督)
1942年生まれ。俳優、演出家、舞台美術家。1966年、劇団自由劇場を結成。『上海バンスキング』などで人気を集める。1985年~96年まで東京渋谷のBunkamuraシアターコクーン初代芸術監督を務める。2003年4月、まつもと市民芸術館館長兼芸術監督に就任(08年4月から芸術監督、21年より総監督)。まつもと市民芸術館での主な作品に『信州・まつもと大歌舞伎』『空中キャバレー』などがある。07年に第14回読売演劇大賞最優秀演出賞受賞。08年に紫綬褒章、13年に旭日小綬章を受章。15年にシビウ・ウォーク・オブ・フェイム賞を受賞。

進行=津村 卓(信州アーツカウンシル アーツカウンシル長/(一財)地域創造プロデューサー)
1985年大阪ガスの扇町ミュージアムスクエア企画、副支配人兼プロデューサー。87年兵庫県伊丹市立演劇ホール(アイホール)チーフプロデューサー。95年より(一財)地域創造プロデューサー。その後びわ湖ホールプロデューサー、北九州芸術劇場プロデューサー・館長。上田市交流文化芸術センター館長。16年より長野県芸術監督団。現在は信州アーツカウンシルと(一財)地域創造で活動。松本市では芸術館設計コンペ審査委員、企画運営委員会委員長

 

 

※このシンポジウムは後日、その様子をダイジェスト映像で無料配信する予定です。
詳細は後日、当館HPにてお知らせ致します。


チラシクリックで拡大します

日時

2023年3月25日(土)/14:00~16:00※受付開始・開場は13:30より

会場

まつもと市民芸術館 オープンスタジオ

募集期間

2023年2月4日(土)10:00~

参加料

無料(要事前申込み・先着順)

申し込み

まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00) 
[電話] 0263-33-2200
[窓口] 1階チケットカウンター
要事前申込み・先着順

備考

※新型コロナウイルス感染拡大予防のため、ご参加の際はマスクの着用をお願い致します。
※発熱・咳・咽頭痛等の症状がある場合は、ご参加をご遠慮いただきますようお願い致します。

お問い合わせ

まつもと市民芸術館チケットセンター
TEL.0263-33-2200 FAX.0263-33-3830


主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団
後援:松本市 松本市教育委員会
企画制作:まつもと市民芸術館

日程

2023年3月25日(土)/14:00~16:00※受付開始・開場は13:30より

会場

まつもと市民芸術館 オープンスタジオ

募集期間

2023年2月4日(土)10:00~