シェイクスピア×野田秀樹×プルカレーテ
三人の鬼才が生み出す新たな『真夏の夜の夢』!!!

“野田版”『真夏の夜の夢』、巨匠シルヴィウ・プルカレーテ演出で上演決定！

本作は誰もが一度は聞いたことのあるシェイクスピアの名作を、野田秀樹が大胆な翻案をし92年に初演、大きな話題となったいわば”野田版“『真夏の夜の夢』です。その衝撃作が新たな演出で刺激的に蘇ります。

日本演劇界の第一線で活躍し続け時代を先導する野田秀樹の作品は、ユニークな言葉遊びで彩る独創的な世界観で、世代を問わず、また国内に留まらず世界中の観客を魅了してきました。野田の劇作はオリジナル戯曲の創作から、翻案作品、歌舞伎作品など、ジャンルにとらわれず実に多彩で、シェイクスピア作品にも取り組みいくつもの潤色作を発表してきました。そのうちのひとつが本作『真夏の夜の夢』です。

ルーマニアの鬼才シルヴィウ・プルカレーテは、ルーマニア演劇が世界に誇る演出家であり、水が張られたプールや炎の吹き荒れる野外劇、150人を超える出演者が観客を導いて移動しながらパフォーマンスするなど、大胆で奇想にあふれた演出で観る者を圧倒します。
代表作であるゲーテの「ファウスト」、シェイクスピアやベケットなど数々の名戯曲の演出に挑み、2015年には「オイディプス」をまつもと市民芸術館で上演しました。

シェイクスピア　野田秀樹　プルカレーテ 三人の才能がぶつかり合う新たな『真夏の夜の夢』にご期待ください。

STORY

命がけで愛しても、命がけで嫌われる。

人は人に恋しているのじゃない。

星だの、月だの、太陽だの、ただの石ころで着飾ったコトバに恋しているだけなのさ。

創業130年の割烹料理屋「ハナキン」。
その娘・ときたまご（ハーミア）【北乃きい】には許婚がいた。
板前のデミ（デミトリアス）【加治将樹】である。
デミはときたまごを愛していたが、彼女は板前のライ（ライサンダー）【矢崎広】に恋心を寄せていた。
ときたまごとライは〈富士の麓〉の「知られざる森」（アーデンの森）へ駆け落ちする。
それを追いかけるのはデミと、彼に恋をしている娘・そぼろ（ヘレナ）【鈴木杏】。
森では妖精のオーベロンとタイテーニアが可愛い拾い子をめぐって喧嘩をしている。
オーベロンは媚薬を使ってタイテーニアに悪戯をしようと企み、妖精のパックに命令する。
ついでにそぼろに冷たくするデミにも媚薬を使おうと思いつく。
しかし悪魔メフィストフェレスが現れ、パックの役目を盗みとる。
そこに「ハナキン」に出入りしている業者の面々が結婚式の余興の稽古にやって来て、事態はてんやわんやに……。

公演概要
原作：ウィリアム・シェイクスピア　小田島雄志訳「夏の夜の夢」より
潤色：野田秀樹
演出：シルヴィウ・プルカレーテ

出演：
鈴木杏　北乃きい　加治将樹　矢崎広
今井朋彦　加藤諒　長谷川朝晴　山中崇　河内大和
土屋佑壱　浜田学　茂手木桜子　八木光太郎
吉田朋弘　阿南健治　朝倉伸二　手塚とおる　壤晴彦

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